身近な街並みの模型作りーワークショップ

 山梨大学工学部石井信行先生が主催するNPDLは「環境学園都市」を甲府の将来像として提案し、街づくり活動を行っています。今年度は県立甲府南高校と昭和高校にて「身近な街の今昔物語」と題した高校生対象のワークショップを行いました。11月15日に行われた昭和高校のワークショップの様子を取材してきました。

 

 

 

 

昔と今の模型を比較すると、明治時代の神社が中心のまちづくりから、国道20号の開通および区画整理の影響により、イトーヨーカドー周辺が飛躍的に発展したのがわかりました。

 

マップ中央のオレンジ色がイトーヨーカドー

 

明治時代は、上記マップイトーヨーカド付近に建物は見当たらない

 


小型カメラで映し出された街並みは、まるで本当のまちを探索しているよう

 

『便利になったこと』『失ったもの』・・・様々な発見を通して、まちづくりというのは、「便利さの追求だけではなくいろいろな事を考えてからする必要がある。」「よりよりまちにするために一人一人が考えていく必要がある。」ことを学びました。

 

 

 

上マップと下マップはほぼ同じ位置

道や川の位置の変化より区画整理の様子がうかがえる

 

 

 事前調査や模型作りを通して大学生との交流をもった高校生達は「はじめはとまどったけれど、楽しかった。」と達成感のある顔を見せてくれました。学生の声の中には「いつもと違う授業で本当に楽しかった。一人ひとりが町の構成員だと思った。一部の人たちだけではなく、より多くの人が暮らしやすく利用できること(利益を得られること)が大切なのだと思う。行政が道や公共施設などの土台づくりを行い、住民が広げていくことなどみんなが協力していくことが大事なのだと思う。」という熱心な感想もありました。

NPDLサイトのワークショップ関連ページはコチラ

 

 ーーー 今年度のワークショップを終えたNPDLの学生を取材してきました。 ーーー


 「土木といったらいやがるかなあと思っていたが、割とスムーズに受け入れてもらうことができてほっとした。」「自分が高校生の時は土木というのがどういうのかわからなかった。こういう機会に知ってもらうことができるのが嬉しい反面、責任も感じる。」「一つのこと(ワークショップ)を達成するためにはこれだけの入念な準備が必要なのだということを体験できた。」などの感想がありました。同じ説明をしたところ、2つの高校の反応がそれぞれ違ったことが特に印象に残ったとのことでした。振り返ってみると、反応が良かったのは事前調査も含めてコミュニケーションした時間が長かったことなどがあったのではという声もあがっていました。

 苦労したことは、「当日までの準備をグループに分かれて最後までやりぬくこと。」そして当日に少数みられた「なかなか乗り気にならない高校生への対応」だったそうです。普段の学生の視点は違う、運営側・指導側という側面を通して一気にチームワークが強くなった学生の姿にふれることができました。

 

 


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