「保育所と小学校との連携」について語る

 山梨学院生涯学習センター地域福祉サービス研究部 シリウス主催の「第2回シリウス保育講座 8月30日」様子をお知らせいただきましたのでご紹介します。「保育所と小学校の連携のあり方を探る」をテーマに掲げた興味深い内容 ですのでぜひご一読ください。(TwosTep)



 平成20年8月30日(土)、山梨学院40周年記念館(メモリアルホール)にて、第2回シリウス保育講座が開催されました。この講座は、『改定「保育所保育指針」の目指すもの―子どもの育ちを支える「小学校との連携」のあり方を探る―』をテーマに開催され、200名以上の方にご参加いただきました。
当日は、指定討論者として保育所や小学校の関係者、法学分野の学識経験者をお迎えし、新しい「保育所保育指針」に明確に位置づけられた「小学校との連携」に関する現状や課題について提言をしていただきました。
また、今回の改定により、小学校への送付が義務付けられた「保育所児童保育要録」の試案(作成:シリウス)について、ご参加いただいた皆様も含めた活発な意見交換がなされました。その一部をホームページに掲載しておりますので、ご覧ください。
この場をお借りして、本講座にご参加、ご協力いただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

雨宮先生
「保育所児童要録」が、子どもの育ちを連続的に支えるための大切な情報源として活用される文書となるように、書式を慎重に検討していく必要性が語られました。そのためには、保育所と小学校だけでなく、幼稚園をも含めて考えていくことが重要であることが提言された。また、日々の保育の記録を活かしながら、書類を作成できるようにすることも必要であることが話されました。

樋口先生
現役の保育士としてのお立場から、「小学校との連携」ついての具体的な実践についてお話をいただきました。「小学校につなげる保育」についての捉え方や大切さについても、お話をいただきました。
また、「保育所児童要録」が、子どもの可能性を保育所から小学校へ受け渡す資料として活用されるようなものとなることを期待していることが語られました。

 

 

小林先生
元小学校校長のお立場から、小学校と保育所との具体的な交流について、お話をいただきました。保育所と小学校との信頼関係を築くために、出来る事から実践する姿勢をもつことが重要であるとの見解が示されました。これにより、相互理解がなされ、相手の立場に立った連携を行なうことができるのではないかという提言がなされました。

椎名先生
個人情報保護について保育園に適用される法律や、個人情報を取扱う際の注意点、情報の開示請求への対応、小学校との連携に取り組む際に個人情報をどのように管理していけば良いか、などをお話していただきました。

 

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