5月16日に得々クラブのご協力のもと”気軽場”にて、「2年後の私たち」というテーマで気軽にまじめに語る会をもちました。
【案内文】
さて、早いもので平成も20年目に入りましたね。サイトの方は時間に追われ るように更新してきましたが、私個人としては立ち止まって「自分の立ち位置」 や「子どもたちに何を残すべきか」などをゆっくりと考える時間がなかなかとれ ませんでした。そこで、皆様が活用している「気軽場」を私も活用し、子育てを している人に限らず、自分たちの近い未来を考えるという意味において、幅広い 職業・様々な環境の方々と論じ合いたいと思います。
日 時:平成20年5月16日(金)18:30〜
場 所:甲府市内
テーマ:2年後の私たち
ゲスト:ハッピーキッズ森澤昌子さん、ゆうゆうゆう星合深妃さん
以下、私がこの気軽場を実施しようと考えた理由を簡単に書きました。お時間の
ある方はお読み下さい。
テーマ『2年後の私たち』
・・・新聞記事が人ごとと思えないほど県内の倒産のニュースが多いですね。 実際に旦那さんが転職になった話も耳に入ってきたり、暗に犯罪が増えることを 示唆する出来事でもあり、子育て世代の私たちにとって身近な生活の問題となっ てきています。地球温暖化、ガソリンの値上げ、餃子騒ぎなど、生活不安をあお る問題が後を絶ちません。
この中で、みんなが2年後の社会をどうイメージしているかを率直に話し合っ てみたいと思います。地域の子ども達が笑顔で学校から家庭へ戻る姿・・青少年 青少女たちが夢をもって社会へ出て行く姿・・抵抗感なく想像するために、今私 たちがすべきことは何でしょうか?・・・
【主旨】
私は、これまで各分野で子育て環境を向上させるための活動をしてきました が、方向性がばらばらになっていることで全体の底上げとしての原動力が思うよ うに働かないという現状にぶつかっています。
小学校を例にあげると、学校の現場で浮き出る家庭の問題は、先生だけで解決す ることは不可能であるにもかかわらず、地域を巻き込んだ連携が思うように整わ ないために、学校の先生は学校の範囲内でできることで、なんとか問題を解決し ようと、事をまわすしかないという現状があります。そのため、先生方は自分た ちだけで解決できない日常の問題に大きなストレスを抱え込んでいます。
このように学校で現れてくる現象は、幼少時期の家庭教育、さらには青年期の 問題として掲げられているニートや社会教育の問題とも深く関係があると考えま す。それぞれの年齢に合わせた施策や支援が施されておりますが、実際には連携 が不可欠である長期的な問題に取り組むという草の根的な活動こそが全体の底上 げの原動力となりうるのだということは、そろそろ一般通念になりつつあると感 じています。
これまではここの部分を行政任せにしていましたが、行政の事情を知っていくう ちに単年度予算という形式、さらには人事異動という形式をとりながら底上げ的 な事業をかなりのスパンで長期的に行政内だけでやっていくことは、いろいろな 意味で難しいのだと感じるようになりました。
そこで、行政の施策や民間の支援、さらには現場の意見を持ち寄り、できる所 から問題を整理し、草の根的な活動にしていくことが必要だと考えました。簡単 に表現するならば、特別な組織を作るのではなくこれまでばらばらだった活動に 共通のビジョンを持たせることで、これまでの持ち場のまま全体の底上げに貢献 していくイメージです。
これまでは人脈づくり、情報収集に一貫してきた活動がここへきて実を結び、近 い志をもった同士がビジョンを語り合おうという場を設定できる時期となりました。
そこに、地域的な問題として建設業の倒産など生活に直結した問題もでてきまし たので、得々クラブを活用させて頂き、ここで一度、様々な立場の方々とも意見 交換をし、広い視野で現状を捉えてみようと思ったことが今回の主旨となってい ます。
【報告】
皆様のご協力のもと、本当に様々な分野の方に参加して頂きました。初めての顔合わせも多く、熱中して論じている間にすぐに時間がきてしまいました。テーマにいきつくにはまだまだ時間がかかりそうです。これは残念な結果というよりも、準備運動の最中というように見えました。日頃の活動プラス1ができる方ばかりの集まりであり、何かが始まるような気迫がありました。いくつか印象に残った言葉を抜粋しました。
・現代は、子育てや一人一人の子どもについて語る場/時間が極端に減ってしまった気がする
・核家族で子育てをするという価値観は時代を追うと実は新しいのではないだろうか
・父親が忙しく働いている後ろ姿を見て育つ子どもと、見えない子どもの成長には差があるのではないだろうか
論じる前に自分たちの子育てを振り返ってみる場面もあり、笑い、とまどいを共有することができました。参加してくださったひとりひとりにあらためて感謝申し上げます。また、次回もご参加いただけると幸いです。
下記にも報告がありますのでご覧ください。
▼http://blogs.yahoo.co.jp/tokutokuclubyamanashi/folder/523259.html